羽田新飛行ルート下を訪ね歩く in東大井 

12月14日、羽田新飛行ルートに反対する市民団体「羽田問題絶対反対!大井町周辺住民の会」の方々にお声がけいただき、一緒に羽田新飛行ルート下にある東大井にお住まいのみなさまの状況を伺いに歩きました。

航路直下にお住まいの方たちの声を少しだけご紹介します。
品川在住80年、ご高齢の女性「怖い、嫌だ」「飛ばないでほしい」「テレビの音が聞こえない」「(騒音で)赤ちゃんが泣きだす」
40代 男性「ここは、直下だからうるさいよ」
30代 2児のお母さん「文句がある場合、どこに言ったらいいのですか」
40代 女性「騒音が気になります」「アンケート調査を知らなかった」「伝えるすべがない」 などなど…。
また、お住まいが新築の方は「それほど気にならない」というお返事もいただきましたが、比較的古くから住んでいらっしゃる方々は騒音を気にしていらっしゃいました。

近くの鮫浜小学校では「飛行機の騒音よりも、京急の電車の音の方が気になる」とのことでした。
1876年開校の鮫浜小学校は、改築工事が完了しています。(2022年6月18日 新校舎落成式)

ここは「羽田新飛行ルートの運用にともなって防音工事を実施」(東京国際空港令和元年度教育施設等騒音防止対策事業 国土交通省)した公共施設のひとつです。
善後策としての防音対策は必要だと思いますが、根本的な解決にはなりません。なぜなら、航空機の排ガス、電波障害、落下物への恐怖は無くならないからです。
また、この防音工事補助事業の原資は私たちの税金であることは忘れてはなりません。

今回、実際には問題を抱えていても、「どこにそれを訴えたら良いのかわからない」と何人か仰っていました。
「その場合は、行政に電話でもメールでも良いんです。また、お近くの議員に相談すればいいですよ。議員は使い倒してなんぼですから」とお伝えしたところ、「良いことを聞きました」と仰っていただけました。
ぜひとも、みなさまも遠慮せず品川区役所や議員に相談してみてくださいね。

もちろん、生活者ネットワークにもご相談いただければ幸いです。

私たちは、飛ばさなくてもいい羽田新飛行ルートは即時停止を求めています。
一緒に静かな空を取り戻しましょう。

※2023年8月に行われた羽田新飛行ルートのアンケート調査結果は、品川区のホームページに概要が掲載されています。
https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kuseizyoho/kuseizyoho-zyouhoukoukai/20230920092741.html

☆今回、街を歩いていて、たまたま、私に投票してくださったという方とお話できました。
こうして覚えていて頂き、声をかけてもらえて嬉しかったです。
もし、みなさまのお近くにお邪魔した折には、遠慮なく声をかけていただけたら嬉しいです。
(いながき孝子)