子ども・若者の未来を拓く品川へ つくろう!子どもの権利条例 開こう!子ども・若者議会
おはようございます。区議会議員候補・いながき孝子です。9月25日告示、10月2日投票の品川区議会議員補欠選挙の活動も、余すところ1日。今日が最終日となりました。
私が、補欠選挙への立候補を決意して後、これまで100回を優に超える遊説を区内各地各所で行わせていただきました。特に告示日以降は、私:いながき孝子と生活者ネットワークの政策をお一人でも多くの方にお伝えしたい、共感をいただき共に課題解決に向けたい、そんな一心で駆け抜けた6日間でした。
今、品川では区内各所で大規模再開発が進みつつあり、また、70年も以前の都市計画道路計画がぶり返されるなど、各地で大勢の方々がまちを、居宅を追われようとしている、そんな事態が起こっています。そして私も、「ここは道路用地になるから」と、立ち退きを迫られている当事者の一人です。
子ども・若者にやさしいまちづくりを進めたい!
私はこれまで、民間の政策シンクタンク「構想日本」で政策研究を行いながら、品川・生活者ネットワークでは政策委員長として活動を積んできました。そんな経緯がありますが、今、終の住処を追われる当事者となって、身をもって住民不在の品川区政の在りよう、主権者である市民の声が一顧だにされない議会の在りように不正義と疑問を抱くようになりました。もっと対話のあるまち、まちの大事なことは市民が決める、行政と市民、議会と市民がいつでも対話できるしくみをつくりたいと強く考えるようになりました。
この間、多くのみなさまとお会いする中で、品川にはさらに多くの困りごと、不都合があることも知りました。その一つが、子ども・若者政策の貧困です。そもそも「子どもはおとなのパートナー」すなわち、子どもも若者もその一人ひとりが品川のまちを構成する大切な市民です。子どもには、守られ支えられる権利があると同時に、参加し意見を表明する権利があるはずですが、品川ではきめ細かい子ども支援や子ども・若者政策は二の次、三の次となってしまっているのが実情ではないでしょうか。
言うまでもないことですが、世界が承認・採択し、日本も批准している条約に「国連子どもの権利条約」があります。条約は国内法にを越えた上位法であり、もはや、子どもの権利の保障=子どもの最善の利益を保障すること=を目的に子ども・若者政策をきめ細かに行うことは、議会や行政、学校やおとな社会の責務であるはずです。
保育士、学校教職員はもとより、子ども施策を実施する方たちの尽力にも拘わらず、保育の質の確保にかかる予算配分は不明確なまま推移し、中1ギャップの解消を目的の一つに掲げた小中一貫教育のもとで、いじめや不登校、子どもを自死に追いやる事態も発生しています。障がいがあってもなくても共に学び、遊ぶインクルーシブ教育は、いったい進捗したのでしょうか。学校だけが子どもの学びの場ではありません。多様な学び保障法が成立して久しいにもかかわらず、学校以外の学びの場は拡充されたでしょうか。そもそも子どもの参加や意見表明の場は保障されているでしょうか。
子どもは今を生き、未来に羽ばたく、私たちおとなの希望です。今、東京の、品川の子どもたちは、大きな変化のときを迎えています。程なく品川区にも、子どの育ちや生活を支え、虐待や体罰など困難事例を解決するための機関「品川区児童相談所」が開設されることになります。東京都では、生活者ネットワークの30年来の政策提案がようやくに実を結び「東京都こども基本条例」が実現しました。子どもの参加と育ち行く権利を保障するための機関「東京都こども政策連携室」も動き出し、東京都こどもホームページの編集にかかる子ども参加や、こども基本条例広報・啓発を担う公募子ども委員=子ども編集委員=の任命も明日:10月2日に行われることになりました。
私・いながき孝子は、今こそ、品川発!子どもにやさしいまちづくりを真剣に提案したいと思います。そのためには、子どもは守られるだけの存在ではなく、自ら思考し育ち行く主体であることを、行政やおとな社会が約束する「品川区子どもの権利条例」の制定が必要です。いじめや体罰だけでなくこころが折れそうになったり、悩み事があるときに、いつでも相談できる第三者機関「子どもコミッショナー」や「子どもオンブズパーソン」設置の制度化も急がなくてはなりません。
さらに、私・いながき孝子が具体化したいこと、それが「子ども・若者議会」の設置です。子ども政策は子どもに聞く――子ども・若者がいつでも集まれる場が提供され、意見を出し合い合意し、これを品川区政に提案。施策実現する「子ども・若者政策提案制度」も必須!と考えています。
子ども・若者の笑顔が輝くまち、子ども・若者の未来を拓く品川へ そんな子どもにやさしいまちづくりを直ぐにも実現したい。選挙戦最終日に当たり、上記を書き留め、みなさまにお伝えしたいと考えました。子ども・若者はかつての私たちおとななのですから。
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<いながき孝子>