高齢社会を豊かに――介護する人もされる人も大切にされる福祉優先のまち品川を実現します!

 

私・いながき孝子が区政に挑戦して実現したい政策は、環境福祉優先のまち、自治と民主主義による市民参加のまちづくりです。

 

中でも気がかりなのが、品川区の福祉政策です。来る2025年、東京の高齢化率は25%を超え、高齢者の3割(3人に一人)が独り暮らしとなると予測されています。23区部の中でも品川区の高齢化は著しく推移しており、例えば臨海部の八潮地区ではすでに30%を大きく超えて高齢化が進んでいます。高齢者政策の充実は待ったなし! 私自身、90歳の実母と同居しており、いつやってくるかわからない介護問題は自身にとっても喫緊の課題です。

世田谷区長の保坂展人さんが、いながき孝子にエール

高齢者政策の重要な一つが、2000年にスタートした介護保険制度です。頼みの介護保険制度ですが、しかし、都度都度の見直しにもかかわらず当初の被保険者の権利保障から遠のいている感は否めません。介護事情は多様であり、実際に介護難民や権利擁護にまつわるトラブル、家族が介護離職に追い込まれるなど、深刻な問題も多発しています。

高齢者や介護者がこうした事態に追い込まれる前に、制度の実施主体である品川区がまず行うべきこと、それが地域包括ケアの充実です。多様で複雑な介護事情を踏まえ、制度や地域福祉につなぐためのワンストップ機能として、地域包括支援センターの充実が必須ですが、品川区ではセンター機能が1拠点にとどまっており、事態は深刻です。お隣の大田区では、すでに40カ所以上が拠点化され、子ども福祉を含み、高齢者や障がい者の生活を支える地域福祉の拠点となっています。

品川区は、こうした点を大いに反省し、地域包括ケアの行き渡る施策転換を行うべきであると、いながき孝子は考えます。

政策を訴える、いながき孝子

さらには、社会問題として捉え解決が図られるべき問題に、「介護者=ケアラー」(日常的に、当事者をケアする人)の問題が存在します。高齢者が高齢者をケアする老々介護や認知症介護、若い世代が親世代の介護をしながら障がい児のケアを行うなどのダブルケア、そして、今ようやく認知されつつあるのが、「ヤングケアラー」の問題です。祖父母や親世代、そして病気や障がいのあるきょうだいなどを子どもが面倒を見る、そうした事例が増えています。生活者ネットワークが実施した当事者に聞く調査でも、就労や進学をあきらめざるを得なかった、将来に不安を感じている、相談できる場や休息ができる場、介護を代わってもらえるようなしくみや支援が欲しかったなどの回答が寄せられており、困難に追い込まれている子ども・若者が多数存在することが分かってきています。

 

私は介護する人も大切にされる、そういう地域社会=福祉優先社会をいまこそ実現したい、誰もが「私らしくいきる」ことができる社会をつくりたい、そのための政治にこだわりたいと切に願っています。

そのために、いながき孝子は提案します。

  • 医療・介護・福祉の連携で、最期まで自分らしく生きるための選択や、在宅医療を選べる体制をつくります
  • 高齢者や障がい者の困りごとに対応する地域包括支援センターを拡充し、地域福祉の充実をめざします
  • ヤングケアラーや老々介護、ダブルケアなどを支える「ケアラー支援条例」をつくり、介護する人も大事にされる社会に転換します

<いながき孝子>

9月24日、大井町駅前でのいながき孝子街頭演説会