安倍政権時代の悪しき政策:羽田新飛行ルートは撤回へ 住民投票を実施しよう
私・いながき孝子が区政に挑戦して実現したいこと、それは「環境福祉優先!のまちづくり」です。その中の政策のひとつが「羽田新飛行ルートは撤回へ 住民投票を実施しよう」です。
2020年3月、ルート直下の住民、市民団体、地方自治体から多くの疑問の声があがる中、都心低空飛行の羽田新ルートが強行。すでに2年半が経過しました。
安倍政権時代、降って湧いたがごとく示された羽田新ルート計画。当初は、インバウンドを狙っての国際便増便に新ルートが必要(一説には「IRカジノ計画」に利するため)、転じてオリンピック・パラリンピックに対応にするためなどとし、「飛ばすが勝ち」とばかりに、国内線が運行。なにより、コロナ禍で航空需要が激減しているにもかかわらず、悪しき政策が継続しています。
この間、各地の住民や地方自治体、国会議員や地方議会議員による「羽田議連」などが、異論や疑義を唱えても、政府・国交省は、きちんと対応しないばかりか、門前払いのかたちで押し切ってきました。
それところが、ここに来てようやく国の「羽田新ルートの固定化回避にかかる検討会」が設置。しかしながら、この検討会は「まやかし」(見せかけ)に過ぎず、そもそも識者で構成される委員会に新ルート政策に疑義を唱える立場の委員は見当たりません。固定化回避検討会と銘打ちながら、「品川上空を通過する『A滑走路』『C滑走路』を前提」としており、これでは固定化回避にかかる検討は不可能です。国が検討会を何度重ねても(実際には、再開の予定も不明)、品川上空を超低空飛行することは止められません。
シーズンを通して南風時に超過密都市:東京都心上空を1、2分おきに飛行機が飛び、最も危険を伴う着陸時に3.45度角で空港に降りることを強要するような新ルートには、パイロット・管制官・航空評論家など関係者からも疑義の声が寄せられていることに、検討会・国交省はしっかり対応すべきです。
飛行機の騒音で困っている方がたくさんいます。
音を頼りに歩く視覚障がい者は、爆音で車の音が消されて危険な目にもあっています。乳幼児や園児のお昼寝の時間もお構いなし、子どもの成長に悪影響を与える、と危惧を訴える園長や保護者、学校関係者も。
落下物も現実の問題です。今年3月に、渋谷区のテニスコートに氷塊が落下したことは記憶に新しく、これは飛行機が着率体制に入る脚下げ(車輪を出す)時に起こることで、回避は難しい問題です。今回は幸いにもけが人は出ませんでしたが、大惨事になる可能性もありました。
東品川では、公園や児童遊園の上を飛行機が飛んでいきます。小さい子どもたちがたくさんいる公園です。品川に住む人だけではなく、品川で働く人も危険にさらされることになります。
品川・生活者ネットワークと、いながき孝子は、羽田新ルートは撤回して、「海から入って 海から出る」、これまでのルートに戻すべきであると訴えてきました。国交省は、当初「地元住民の声を聞く」「同意を得てから飛ばす」としていましたが、私たち住民の声が届かない、聴かれてもいないのはどうしてでしょうか。
私は、羽田新飛行ルートの撤回を実現するまで、取り組みを続けます。区民の声を反映させるために、住民投票を実現したいと決意しています。
現在の「国に倣え」「区民の声は二の次」にとどまっている首長、品川区議会を変えることから、道が開けます。
皆さまの声を、いながき孝子と品川・生活者ネットワークにお寄せください。
<いながき孝子>